カナダ・ワーキングホリデーの必要条件のひとつはワーホリ保険です。新しい環境では医療トラブルが発生することがよくあります。安心して留学・ワーホリをするには、正しい保険の選択が必要です。ワーホリ保険の基本から選び方までをシンプルに説明します。安全で楽しいワーキングホリデー生活を始めましょう。
カナダ・ワーホリ保険は必須です。ワーホリビザ発行と入国の条件
カナダのワーキングホリデーでは、緊急医療保険に加入することが政府により義務付けられています。また、以下の理由からもワーホリ保険に加入すべきでしょう。
医療費の補償 : カナダは州ごとに医療制度があります。入国してすぐに州保険に加入できるものでは無く、数か月の待機期間がある、カナダ国内でフルタイムで働いていることが条件とする州も存在します。また、州保険は処方薬を補償しません。緊急医療保険があれば、病院や医療機関での治療費が補償されるため、予期せぬ医療費の負担を軽減できます。
緊急帰国への対応 : 万が一大きなケガや病気が起こした場合、医師より緊急帰国の指示がある可能性があります。保険会社は必要だと判断された場合は航空券や宿泊費などを補償します。
カナダ政府からのビザ発行条件 : カナダ政府が定める条件を満たす必要があります。保険の加入がその一条件です。これによりワーホリ参加者全体の安全と健康が確保されることを目的としています。ワーホリで渡航するすべての人に、滞在期間全体を通して医療保険に加入するようカナダ政府公式ページにも記載されています。
Prepare for arrival – International Experience Canada
以下の3点がワーホリ保険に必須な補償内容です。
医療補償
入院補償
本国送還補償
本国送還補償が含まれているワーホリ保険に加入していない場合、入国を拒否される可能性があります。弊社では過去何度も空港、国境からのお電話でワーホリ保険を手配した実績があります。
カナダ現地にはワーホリ保険の種類がそれぞれありますが、保険料が単に安い会社は補償内容の条件が悪く、代理店が作成している保険約款ですと保険請求時に不備があることが多く見受けられます。保険会社の倒産もあり得ますので注意が必要です。
保険加入前に確認しておきたいこと
🟠保険金請求時にオンライン対応
あるいは日本語対応であるか
🟠カナダの州保険加入、ワーホリ保険開始後に
100%保険料還付があるか
🟠カナダ国内からの申込の場合、待機期間が
48時間以内か
🟠日本人担当者が保険免許を持っているか
州によって条件は異なりますが、カナダの就労ビザがある場合、州医療保険の保険料の支払いはありません。これは雇用者が保険料を税金として納めているためです。民間保険がカバーしきれない医療費を補償するのでより安心したワーホリ生活を送ることが可能です。
ワーホリビザ取得後にワーホリ保険を解約するのは違反?
カナダ入国後はワーホリ保険を解約することができますか?という質問がよくあります。答えは「保険会社による」です。カナダ入国のためにワーホリ保険に加入し、その後に緊急医療保険を解約することは政府のワーホリ規定に反する行為になりますが、保険会社の規定はまちまちです。いくつかの保険会社は解約者についてIRCCに報告する権利が保険約款に記載されています。下記の会社はカナダ政府入国審査局に通報するかも知れません。
BestQuote - MedEC
保険約款の一部抜粋です。最悪の場合、ビザの解約につながるかもしれません。
BestQuoteは保険をキャンセルした被保険者についてIRCCあるいはCBSAに報告できる権利があります。
BestQuote Travel Insurance Agency reserves the right to report to
Immigration, Refugees & Citizenship Canada (IRCC) and/or the Canada
Border Services Agency (CBSA) policies that are cancelled where
maintaining adequate medical insurance is required to obtain a visa.
上記のようなことが発生する可能性がありますので注意が必要です。
ワーホリ保険料は加入時だけでなく、早期帰国や州保険加入時の解約金額や手数料にも気をつけると良いでしょう。
これからカナダにワーキングホリデーを利用して渡航する人、Coop留学や語学留学を終え、カナダ国内でビザ切り替えをする方、ROワーホリ(セカンドワーホリ)予定の方、弊社までお気軽ご連絡ください。